生活習慣病
生活習慣病

生活習慣病は、運動不足や不適切な食生活、過度な飲酒、喫煙、ストレスなど、日々の習慣や環境が積み重なることで発症する病気の総称です。「心疾患」「脳血管疾患」は日本人の死因の5位以内に入っておりますが、これらの危険因子となる肥満症、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などはいずれも生活習慣病とされています。
生活習慣病の恐ろしさは、自覚症状のないまま「血液の異常」や「血管のダメージ」が静かに進行することにあります。気づかないうちに脳や心臓の血管がボロボロになり、ある日突然、心筋梗塞や脳卒中など命に関わる重篤な疾患を引き起こします。しかし、これら生活習慣病は健康診断などの血液検査・一般検査によって早期発見が可能です。「このくらいの数値なら大丈夫だろう」と安易に考えず、検査値に異常がある場合や少しでも不安を持たれた時は、お早めにご相談ください。
健康診断で指摘される異常値はもちろん、一般的な検査結果の背後に隠れた疾患の兆候を、緻密な視点で読み解き、的確な診断につなげます。
基幹病院の最前線で高度な医療に携わってきた経験を活かし、現在の状態が「当院での生活改善・投薬でカバーできる段階」なのか、「速やかに連携病院へ紹介すべき段階」なのかを正確に見極め、患者さまに適切な医療の道筋をご案内します。
診察室での血圧が「上140/下90」以上の場合、高血圧と診断されます。
自覚症状がないまま血管に強い負担をかけ続け、放置すると脳卒中や心筋梗塞、腎臓病など、命に関わる重大な病気を引き起こす「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」です。塩分の摂りすぎ、肥満、運動不足、ストレスなどが主な原因となります。
「血圧が高いから、とりあえず薬を飲む」という漫然とした治療は行いません。当院では、他に原因となる病気が隠れていないか(二次性高血圧など)を内科専門医の視点でしっかり見極めた上で、生活習慣の改善をベースに、お一人おひとりに適したコントロールをご提案します。健診で指摘された方、ご自宅での血圧が高めの方は、放置せずにご相談ください。
血液中の「悪玉コレステロール」や「中性脂肪」が増えすぎたり、「善玉コレステロール」が減ったりしている状態です。
高血圧と同様に自覚症状が全くないため、放置すると血管が詰まりやすくなる「動脈硬化」が静かに進行し、ある日突然、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こします。食べ過ぎや運動不足などの生活習慣が主な原因ですが、遺伝的な体質が関係しているケースもあります。
脂質異常症には、「生活習慣の乱れ」が原因のものと、「遺伝性」のものがあり、それぞれ治療のアプローチが全く異なります。
当院では、内科専門医として患者さまの体質や背景をしっかりと見極め、ただ漫然とお薬を出すのではなく、お一人おひとりに最適なコントロール方法をご提案いたします。健康診断で「コレステロール」や「中性脂肪」が高いと指摘された方は、放置せずにご相談ください。
「インスリン」というホルモンの働きが悪くなり、血糖値が高くなる病気です。
初期はほとんど無症状ですが、放置して進行すると、手足のしびれ(神経障害)から始まり、失明(網膜症)や人工透析(腎症)を余儀なくされる恐ろしい合併症を引き起こします。過食や運動不足、肥満といった生活習慣が深く関わっており、早期発見と根気強い治療が極めて重要です。
糖尿病の治療において最も大切な指標となるのが、過去2〜3ヶ月の血糖状態がわかる「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」です。
当院では、このHbA1cを「採血したその日のうち」に迅速に測定できる機器を完備しています。
「検査結果を聞くためだけに後日また来院する」という手間がなく、その日のうちに治療やお薬に反映できるため、お忙しい方でも無理なく通院を続けていただけます。健診で「血糖値」や「HbA1c」の異常を指摘された方は、ぜひ当院にご相談ください。
高尿酸血症とは、血液中の尿酸値が「7.0mg/dL」を超える状態をいいます。尿酸が高い状態が続くと結晶化して関節にたまり、足の親指の付け根などに激しい炎症(痛風発作)を引き起こします。
痛風発作自体は消炎鎮痛剤などで落ち着きますが、放置すると腎機能障害や尿路結石のリスクを高め、肥満や高血圧などの他の生活習慣病を合併しやすくなります。尿酸値「6.0mg/dL以下」を治療目標とし、原因となる生活習慣を見直していくことが大切です。
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