頭痛・めまい・立ちくらみ
頭痛・めまい・立ちくらみ

頭痛、めまい、立ちくらみは、日常的によく経験するありふれた症状です。「最近忙しかったから」「ただの寝不足や肩こりだろう」と放置されがちですが、実はこれらが「血液の異常(血液の病気)」によって引き起こされているサインである場合があることをご存知でしょうか?
貧血による酸素不足や、血液がドロドロになることでの血流悪化など、血液のトラブルは脳への血流・酸素供給に直結し、これらの不快な症状を引き起こします。当院では、血液内科専門医の視点から「血液に原因が隠れていないか」を詳しく調べ、正確な診断と適切な治療をご提供いたします。
血液の異常による頭痛・めまい・立ちくらみには、それぞれ以下のような特徴があります。
頭痛
脳への酸素供給が不足することで起こります。ズキズキとした痛みというよりも、「頭が重苦しい」「どんよりとした感覚」が特徴です。朝起きた時や疲労時に強くなることが多く、一般的な市販の鎮痛薬を飲んでもなかなか効かない場合があります。
めまい
景色がぐるぐる回るようなめまい(回転性)よりも、「フワフワする(浮遊感)」「歩くとなんとなくふらつく」といった症状が多く見られます。耳鳴りを伴うことはありますが、耳の病気ではないため聴力が下がることは通常ありません。
立ちくらみ
急に立ち上がった時に、脳への血流が一時的に下がることで生じます。目の前が真っ暗になる感覚(眼前暗黒感)があり、ひどい場合はそのまま失神して倒れてしまうこともあります。特に入浴後や、長時間立ちっぱなしでいた後に起こりやすくなります。
以下の症状に複数当てはまる場合、あるいは長く続いている場合は、血液の病気(特に貧血など)が隠れている可能性があります。
血液検査で異常が見つかった場合、以下のような疾患が原因として考えられます。
鉄欠乏性貧血
最も多い原因です。体内の鉄分不足により、酸素を運ぶ「ヘモグロビン」が減少し、全身(特に脳)が酸欠状態になることで症状が現れます。女性の月経過多や、胃潰瘍・大腸がんなどによる消化管からの見えない出血、極端なダイエットによる栄養不足などが原因となります。
悪性貧血(巨赤芽球性貧血)
ビタミンB12や葉酸の不足により、正常な赤血球が作られなくなる病気です。ご高齢の方や、過去に胃の切除手術を受けたことがある方、極端な菜食主義の方などに多く見られます。
多血症(血液が濃すぎる状態)
貧血とは逆に、赤血球が増えすぎて血液がドロドロになる病気です。血液の粘度が高くなることで血流が悪化し、頭痛やめまい、顔の赤みなどを引き起こします。脱水状態でも一時的に同じような症状が現れることがあります。
当院では、一般的な内科診療だけでなく、血液専門医としての高度な知見をもって治療にあたります。
「頭痛やめまいが治らない、何か悪い病気ではないか…」そんな不安を抱えて受診された患者さまのストレスを少しでも減らすため、当院では院内に血液検査機器(血球計数器)を完備しております。
赤血球やヘモグロビンの数値など、貧血の程度を示す「血算(CBC)」の検査結果は、採血後わずか数十分程度で当日中にお伝えすることが可能です。
体内の鉄分の貯蔵量(フェリチン)や内臓の機能などを調べる「生化学検査」については、外部の専門機関へ委託するため、後日改めて結果を詳しくご説明いたします。
血液検査の結果、より精密な検査が必要と判断された場合、当院の診察室にて血液専門医による「骨髄穿刺(マルク)」を実施することが可能です。(採取した骨髄液は外部の専門機関へ解析を依頼します)。検査の結果、さらに高度な入院治療等が必要と判明した場合は、速やかに連携する総合病院をご紹介いたします。
頭痛・めまい・立ちくらみが長引いてお困りの方、健康診断で「貧血」を指摘された方は、ぜひ一度、当院へご相談ください。原因が明らかになれば、適切な治療によってつらい症状の改善が十分に期待できます。
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